新型コロナウイルス感染症と共存の春は、今年で4年目を迎えました。この4年間では、今年が一番明るい希望の春となりました。皆様、春の優しい日差しの中に、新しい息吹を感じていらっしゃることと思います。
2023年最初の当協会主催「オンライン講演会」は、2020年にご登壇いただき、バンクーバーにもファンの方が沢山いらっしゃる「認知症症状進行抑制剤・アリセプト」開発者の杉本八郎先生を講師にお招きいたしました。今回は、「コロナ時代の認知症予防最新事情」と言うことで、認知症のリスクを減らす生活習慣や予防法について、特に医食同源の観点からのご講演です。
長引くコロナ禍で、認知症のリスクが高まっている高齢者の方も増えています。杉本先生の楽しい & 有意義な学びの世界をご一緒に!
日本語認知症サポート協会
P.S. 下記に杉本八郎先生からのメッセージを添付いたします。
杉本八郎先生からのメッセージ
今回は「脳がよろこぶスープ」の本の内容を中心に、お話をさせていただきます。世界はいま100歳まで生きられることが現実になってきました。身近100歳以上の方がたくさんいらっしゃいます。しかし、長寿は大変ありがたいことですが、その中で大切なことは『健康寿命』です。日常生活を元気に過ごせる年齢のことです。単なる寿命の統計の中には、寝たきりの状態の方も含まれています。認知症にならないで元気に毎日を過ごせることは、高齢者にとっては理想の生活です。
認知症は生活習慣病の一種と言われています。と言うことは、私たちの毎日の生活の中に、認知症の原因があります。言い換えますと、毎日の生活習慣を変えることによって認知症はかなり予防できることを知って欲しいと思います。そのヒントのひとつとして「脳がよろこぶスープ」の本を出版しました。このスープには、認知症によいと言われている食べ物がたくさん含まれています。「脳がよろこぶスープ」を毎日の食事にいただいて、是非とも認知症に負けない健康なからだを作ってください。
また、この講演の中では、最近FDA (米国食品医薬品局) がアルツハイマー病の治療薬として承認した「レカネマブ」や、そのほか開発中の新薬についてもご紹介します。
私の講演を聞いていただきご一緒に笑いましょう。
2023年3月 同志社大学客員教授 杉本八郎
タイトル:認知症リスクを減らすには?
〜「アリセプト」開発者が語る医食同源〜
概要:2023年「オンライン講演会」の皮切りは、2020年に3回シリーズで認知症についてお話しいただいた杉本八郎先生に、再びご登壇いただきます。今回は、薬学博士・脳科学者の見地から、認知症を予防するとされている食べ物について、昨年9月に出版された共著本「脳がよろこぶスープ」で紹介されている内容を中心にお話しいただきます。また、先頃、米国食品医薬品局 (FDA) が迅速承認したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」や、杉本先生が研究開発されている新薬についても合わせてご紹介いただきます。『人生100年時代』に向けて健康長寿を目指しましょう!
日時:4月21日 (金) 午後7時から午後9時 (バンクーバー時間)
4月22日 (土) 午前11時から午後1時 (日本時間)
場所:Zoom
講師:杉本 八郎
講師プロフィール:薬学博士 、 脳科学者。1942年東京都生まれ。1961年 (株) エーザイ入社。世界初のアルツハイマー病治療薬「アリセプト」の開発に成功し、1998年3月日本薬学会技術賞受賞、同年4月薬のノーベル賞と称される英国ガリアン賞特別賞受賞、2002年6月恩賜発明賞など受賞多数。2003年3月(株) エーザイ定年退職後、京都大学大学院薬学研究科寄付講座教授 を経て現在、同志社大学生命医科学研究科客員教授 。一般社団法人認知症対策推進研究会代表理事。(株)グリーン・テック代表取締役。
参加費:$20
お支払い方法 : クレジットカードでのお支払いはこちらから→https://www.eventbrite.ca/e/545102485207
他のお支払い方法 (e-Transfer、小切手)をご希望の方は、下記の参加お申し込みリンクからお申し込みください。追って、参加費お支払い方法の詳細をメールさせていただきます。
参加お申し込みリンク:
https://forms.gle/ZJAxDbC2x98nDFne8
申込締切:4月18日(火)
連絡先:orangecafevancouver@gmail.com
主催:日本語認知症サポート協会
メディアスポンサー:月刊ふれいざー、Oops!、Life Vancouver、日加トゥデイ、バンクーバー新報